皆様こんにちは、BUSHMEN Travel Gearの小森です。

大人気ブログ、略して「それいけ中年!」の第二弾です。

くまさんの指令。

ここ最近一気に気温が下がり、絶好の耐寒テストが出来ると思っていたのを見計らったかのようにあっちゃんからの指令が下りました。

「アスヤマノボル」

「ワレ了解セリ」

必要最低限の無駄のない伝達により、我々は第二回「それいけ中年!」の決行が決まりました。

折しも12月16日、日本に大寒波襲来の日です。

くまさんの教え。

今回は「西の富士、東の筑波」とまで言われる日本百名山の筑波山に登る事になり、登山→ハンモック泊のスケジュールで臨む事にしました。ハンモック地は筑波山近くの「豊里ゆかりの森キャンプ場」です。

登山後は疲れ果てているだろうという事で、事前に設営を済ませてから登山に臨む事になったのですが、師走の渋滞に巻き込まれ、10時集合のはずが11時半近くになってしまい、

「貴様!時間厳守!軍法会議ものだぞ!」

と、激怒したくまさんの叱責を受けつつ急いで設営を開始したのですが、強風、寒さのダブルパンチに、最近マイブームになっているサーモタープ2枚使用の「1LDK」仕様に手間取り気が付けば13時を過ぎていました(今回スマホの充電が切れた為ハンモック泊の写真がほとんどありません。更に出来が悪く人様に見せられるものでもありません)。

これしかとっていない、、

正直2時間以上押していたので登山めんどくさくなっていたのですが、

「馬鹿野郎!辞める理由にめんどくさいを持ち出すな!」

と、鬼教官と化したくまさんがまともな事を言うので反省していざ筑波山へ。

タイトスケジュール。

「豊里ゆかりの森キャンプ場」から筑波山へは車で30分程の距離です。

今回は時間も押していたので、あっちゃんは御幸ヶ原コースから男体山山頂を目指し、帰りはケーブルカーで降りてくるスケジュールを組みました。

しかし!宮脇駅に到着してみると今週は点検の為動いていない事が判明しました。しかし元々下調べという概念が全くない彼は何事もなかったかのように予定を変更します。

ロープウェイは動いているようなので、つつじヶ丘駅に車を止め、おたつ石コース→女体山経由男体山山頂→ロープウェイで下山に切り替えました。

そして、ようやく昭和にタイムスリップしたかのようなつつじヶ丘駅周りに到着したときには15時近くになっていました。あたりには人っ子一人おらず、この寒さの中、今から山頂を目指す人などいるわけもなく、僕たちは登山を開始しました。

更にはロープウェイの下りの最終便は16時40分の為、乗り過ごせば暗闇の中での下山を強いられることになってしまいます。

ポジティブになる。

WILD1の店員さんに教えられた通りに、靴の上部には紐を通さず足の関節を動かせるようにして登り始めました。

前回の反省を生かし、体をなじませる為にゆっくりと登り始めます。そうする事で全体の疲労を抑えて登る事が出来、ある程度登るとなんとなく体が軽くなり、そこからは少しペースを上げて登っていけるようになります。

まだ2回しか登山をしていませんが今回気づいた事があります。体を動かしながらの会話はキャンプしてる時の会話と違ってとてもポジティブで未来の話が多くなります。僕とあっちゃんの会話は基本的にいつもポジティブですが、登山での会話は更にポジティブです。僕はこの時の会話がとても好きで話しているうちに女体山の山頂に着いてしまいました。

キングロード。

女体山山頂到着時間は15時40分。

ちんたらはしていられませんが男体山山頂を十分に目指せる時間です。僕らは迷わずに縦走のコースに進みます。

「俺は縦走の事をキングロードって言ってるんだ」

あっちゃんが前置きなく言い出します。

「なんでキングロードなの?」

「人生に置き換えてみなよ。トップを渡り歩くんだよ。不況知らずだぜ!」

あほな話をしながらキングロードを歩いているとケーブルカーの駅にたどり着きました。相変わらずの昭和の佇まいで人っ子一人いません。気温がかなり下がってきており、レインウェアを着込み、こんな場所に用はないと言わんばかりに僕らは山頂を目指します。

山頂までは15分程です。しかし重量差が出たのかあっちゃんがここにきて一気にペースダウン。しかしここはキングロードです。僕は一瞥もくれずにあっちゃんを切り捨てます。

そしてあっちゃんを切り捨てて一人暫く登っていくと男体山山頂に到着しました。

男体山山頂。

暫く景色を眺めているとあっちゃんも登ってきたので、2人でカロリーメイトを食べてからロープウェイへとキングロードを戻ります。

16時30分。完璧なタイムスケジュールで僕たちはロープウェイ乗り場に到着しました。そして少しの待ち時間での展望台からの眺めはとても素敵でした。

ロープウェイ展望台にて。

キングロード。

キャンプ場に戻った時は当然真っ暗でした。かなり寒くそれほど書く事もないので耐寒テストのレポートです。

・気温-6℃

・THERMO-TARP3×3 Aフレーム半分クローズ

・Hammock-ZEN / moss

・UNDERQUILT GLOW -12C

・CAMP-QUILT GLOW 5C

・THERMO Blanlet(朝起きた時下に落ちてました)

結論から言いますと、あったかでした。ただ、夜中に足が寒かったので見てみると、アンダーキルトから足がはみ出してました。体をキチンとアンダーキルトに収めておかないと寒いです。調整した後は快適でした。

新発売のトップキルトは背面にスリットが入っている為、ハンモックで使う寝袋として非常に使いやすかったです。

Aフレームはフルクローズにしないと冷気が結構入ってきます。

サーモブランケットは下に落ちてしまってたので意味がなかったです、、、

夜中は風が収まっていたのですが、朝になり再び強風になり、さっさと撤収して中年2人逃げるようにキャンプ場を後にしました。

THERMO-TARP3×3

Hammock-ZEN / moss

UNDERQUILT GLOW -12C

CAMP-QUILT GLOW 5C

THERMO Blanlet