皆様こんにちは、BUSHMEN travel gearの小森です。

僕とBUSHMENの馴れ初めから現在のVOL.2です。

身の丈には合わない。

2019年の11月にその話は突然来ました。

「ゲンの事ピヨートルに話したんだけど、日本で代理店やるかって言ってるけど、やる?」

(ゲン=僕、ピヨートル=BUSHMEN社長)

BUSHMENのハンモックには「ZEN」のネーミングが付いています。これは正に「禅」で、基本的にヨーロッパで禅は東洋の神秘的なイメージで、ピヨートルも例外ではありません。そんな折にロバートから「日本にこんなやついるよー」なんて言われたものだから、彼にとってそんな東洋の島国でBUSHMENが広まる事に男のロマンを感じたのでしょう。

しかしロマンを感じていただいたものの、僕は生まれてこの方代理店などやった事などなく、経営、営業も皆無。学もなく英語も話せず、更にはアウトドア業界での経験も全くありませんでした。

それでもないないづくしの僕がこの話に乗ったのは、チャンスは身の丈に合わずにやってくる。からです。(名言です)

そして再び、

「やるよロバート。ブッシュメンの社長に宜しく言っておいてよ」

弊社のフィクサー。

半ば勢いでやる事になった代理店業ですが、はっきり言って右も左もわかりません。先ずは輸入代理店業の基本を学ぶべく、コンサルを受ける事から始めました。その時にクラウドファンディングでのスタートを決めました。

次にグーグル翻訳からの卒業です。ネットで通訳を探すことにしました。そしてこの出会いこそが、僕が曲がりなりにも輸入代理店としてやっていけてる秘密です。

通訳として手伝っていただく事になった「さっちゃん」は、半端じゃなく切れ者です。

慶応大学を卒業後、誰もが知ってる国内大手企業に入社。すぐさま頭角をあらわし、ヨーロッパの企業とのプロジェクトリーダーとして活躍。その後スイスに移住し語学を学びながら、日本とヨーロッパのパイプ役としての仕事を個人で行っている超クールな女性です。

そして彼女の凄い所は、僕は通訳を雇ったはずだったのですが、彼女は通訳などしません。

「さっちゃん、ピヨートルと今後について決めていきたいって伝えてくれるかな」

といえば、

「日本時間の〇日〇時に3者ビデオ会議をします。既にピヨートルと話は付いてます。スプレッドシートを共有したので、質問、要望の欄を当日までに記載しておいてください」

と返ってきます。

当日会議が始まると、共有されているシートに沿って彼女が話を進めていくので無駄がなく非常に効率的です。僕はただそれっぽい顔して座っているだけです。

彼女は伝えるだけの人間ではないのです。あらゆる事に先回りし、あらゆる答えを用意します。僕はただ選ぶだけです。

彼女は全てをコントロールして全てを解決する敏腕プロデューサーでありフィクサーなのです。

そして僕が彼女の言いつけを忘れようものなら、

「ちゃんとやってください。そんなことでは物事が進みません」

って言われるのです、、

そしてさっちゃんに怒られながら年が明け、2020年の1月に法人化しました。代理店としてやっていく上で法人の方が何かと都合が良いだろうと言うことで、「株式会社プラグフラックス」としてスタートを切り、本格的に日本でBUSHMEN travel gearが動き始めました。

次回に続きます。