皆様こんにちは、BUSHMEN Travel Gearの小森です。

前々回投稿しました、脱ゆるハン(ゆるめのハンモック泊)を果たし、中年2人が山に登りよりハードな環境に身を置く事で自らの精進及び製品への理解を深める奮闘日記後編です。

流石です。

朝6時半、朝食を知らせる太鼓の音で目を覚ましました。勿論これは山小屋に泊まった人たちに対する朝食で勿論僕らにはありません。

SOLのEmergency BivvyにBUSHMENの【GLOW – Under quilt -12C】と【GLOW – Camp quilt +5C】にくるまれていた僕は、-10℃程度の気温では全く寒さを感じる事もなく目覚める事が出来ました。ただ、SOLのEmergency Bivvyによって結露してしまったので使わない方が良かったと思いました。

そしてLITEWAYの【PYRAOMM DUO TARP】も外側を凍り付かせながら僕をしっかりと守ってくれました。弊社の頼もしい取扱いブランドたちにうっとりしながら外に出てみると、そこには山小屋の主人の様な風貌で既にくつろいでいるあっちゃんが居ました。

昨夜僕らは山の慣習に倣い20時過ぎには寝たのですが、睡眠時間の少ない彼は5時間ほどで目が覚めてしまい深夜2時過ぎからずっと起きていたそうです。露天風呂が24時間入れるので2時間ほどずっと入っていたそうです。

星が凄く綺麗だったそうで僕も見たかったですが、2時間もよく入っていられるなと少しあきれながら撤収作業に取り掛かりました。

因みに、今回のブログとは関係ない余談ですが、BUSHMEN製品の中で【GLOW – Camp quilt +5C】は一番過小評価されていると思います。過小評価最大の原因は、製品名の「+5C」にあります。42900円も払って「+5C」ってどうなの?という感想を抱かせてしまいます。

本国アナウンスでも、

「アンキルと併用して「+5C」だよ~」

って言っているのですが謙遜しすぎです。僕は昨年から冬のハンモック泊では常に【GLOW – Under quilt -12C】と【GLOW – Camp quilt +5C】の組み合わせで臨んできましたが、寒さに強くない僕でも-10℃くらいでしたら全く寒くありません。一応【THERMO – Blanket / olive】を上に掛けたりするのですが、朝起きると大抵下に落ちています。

なので、アンキルと併用した場合は「GLOW – Camp quilt -10C」が正しいと思います。改めてブログに書こうと思いますが、単体使用は勿論ハンモック用のオーバーキルトとして非常に使いやすく仕上げられているので、この冬是非!是非!是非!

後悔なきよう。

「我々は朝日岳山頂を目指す!」

撤収作業が終わった後あっちゃんが言いました。元々は山小屋からロープウェイまで戻りそのまま下山する予定だったのですが、前日の茶臼岳山頂がロープウェイからあまりにも近かった為、このまま下山してしまっては後悔するという理由で急遽朝日岳山頂を目指す事になりました。

僕らのパック総重量は7~8㎏に収まっているので、それほど苦しみもなく朝日岳山頂に到達する事で出来ました。パック重量を削る事で余裕を持って景色を楽しみ、自然との一体感を感じるというULハイクの根幹をある程度実践出来たと感じる事が出来ました。そして下山はロープウェイを使わずに歩いて降る事を選択する余裕もありました。

ただ今回の反省点として、ルート変更するという事は水分や食事が足りなくなるので、事前にきっちりとルートを決めておく事は大切だと感じました。

道中いち早く水分が無くなったあっちゃんに、3000円で水を200㏄ほど売ってあげたのですがいまだに払ってくれてません。

いざ朝日岳へ!

素晴らしくも厳しい。

山にとってはちょっとした変化が起こるだけで、僕たち人間は直ぐに影響を受けてしまいます。風が吹けば歩くのが困難になり、気温が下がれば寒くて仕方なくなる。2000メートルに満たない山でもこれなのだから、3000メートルを超える山ではほんと命にかかわってくると感じました。

これからも山に登る事になりますが、決して油断せずちゃんとした計画と準備を整えて登る事が大切だと感じています。事前準備を怠ればただただつらい登山になり楽しめないですから!