皆様こんにちは。株式会社プラグフラックスの小森です。

11月に入り、寒い日もちらほら出てきましたがいかがおすごしでしょうか。

先日ひとりで山に入り、一人きりのテン場で朝目覚めたら、10㎝程雪が積もっており途方に暮れました。何事もなく下山出来たのですが、山は予報をはるかに上回ってくるのでもっと慎重にならなければと反省しております。

そんな山登りですが、性格もあるのかギアリストの作成が大好きです。可能な限りグラムを削りたくて、出発前に10g削って喜び、100g削ろうものなら狂喜しています。そして僕だけではなく、山登りに限らずトレッキングやハイクをする方で、グラム削りが大好きな人は多いのではないでしょうか?

そんなわけで今回は、とっておきのグラム削り&使い勝手向上請負ギアをご紹介致します!

もっと早く使っていれば良かった

ご紹介するギアはプラズマライターブランドである「KAARI」の「LOIMU XPOWER」です。

このモデルは、プラズマライター+100㏐フラッシュライト+2900mmAhモバイルバッテリーを組み合わせたマルチギア製品で、弊社では2年前から取り扱っていたのですが、「LOIMU X2」という人気の別モデルの陰で、全く日の目を浴びる事がありませんでした。

恥ずかしながら僕自身も、時々売れるくらいでそれほど重視していませんでした。ところが先日、ギアリストとにらめっこしながらグラム削りに興じていた時に、ふと「LOIMU XPOWER」の存在を思い出しました。

今までのギアリスト3点を「LOIMU XPOWER」に置き換えてみると、

  • ライター(15g) / フラッシュライト(40g) / 3000mmAhモバイルバッテリー(93g) = 合計148g
  • LOIMU XPOWER(プラズマライター+フラッシュライト+2900mmAhモバイルバッテリー) = 単体135g

と、13gの軽量化で喜んでいましたが(元の重量がもう少し重い方ならば20g以上の軽量化も可能)、改めて考えてみると「LOIMU XPOWER」に切り替えるメリットは重量だけではありませんでした。

次にメリットとデメリットを書いてみましたのでご覧ください。

メリット・デメリット

メリット

火ではなくプラズマライターである事。

ライターは軽量で便利な為、山に持っていく方は多いと思いますが、気温、雨風、気圧など標高が上がるほど着火が困難になる要素が増えてきます。しかしプラズマライターは全てに対して影響を受けません。-15℃でも普通に着電し、風で消えた事はなく、標高3000mでも着電します。外的要因で消えた事は一度もありません。

防塵防水性がある。

IP57の防塵防水性を有している為、パッキングにおいてドライバッグに入れる必要がなく、取扱いに気を遣う必要がありません。雨や結露にまみれようが、雪に投げ出されようが、充電、着電、光の重要な役割をこなせるように防塵防水機能とタフなボディに守られています。

マルチギアである事。

ULパッキングの基本である複数の役割を高い次元で担っています。しかも充電、着電、光を一つにまとめたというのは画期的ではないでしょうか。狭いテントの中であれこれ探す手間も省けるメリットもあります。

デメリット

無くしたら(壊れたら)大変。

ここまで重要な要素を一つにまとめると、失った時のダメージは絶大です。ただ、モバイルバッテリーはともかくライター、ライトの予備を持っていく場合がほとんどなので最悪の事態は回避できるのではないでしょうか。

充電が切れたら何も出来ない

当たり前ですが全ての機能は電気で賄っています。モバイルバッテリーとして使いすぎて充電切れにならないようにバランスを取って使用する必要があります。特に冬場はバッテリーが弱くなるので、寝る前に寝袋の足元に入れておくなどの対策はした方がいいと思います。

最後に

以上のようにメリット・デメリットを書いてみました。僕個人としては、重量、信頼性、使い勝手ともに山道具として申し分ない働きをしてくれるギアだと感じています。

火を電気に変える事の信頼性を危惧する方も多いと思います。こればっかりは使ってみないとわからないとは思いますが、最後に気温は0℃くらいで雪が積もっている中で実際に使用している数秒の動画と、サイズなど詳細が記載されている弊社のWEBサイトリンクを張っておきますので、新しいシステムの候補として気になる方は是非ご覧ください!