皆様こんにちは。株式会社プラグフラックスの小森です。

最近は気温が少し下がり、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。そしてハンモックシーズン到来です。

今年もやってまいりました。「真冬のハンモック泊」の季節です。

「冬こそハンモック」と言い続けて早3年。どれほどの方に伝わっているかわかりませんが、今年もハンモックの季節がやってきました。

というわけで今回は、冬の夜をハンモックで乗り切るための装備をシンプルにご紹介したいと思います。

冬のハンモック泊について

いろいろな所で冬のハンモック泊について話すと、大体の人に「ありえない」と言われます。

ハンモックはあくまでも夏のお昼寝グッズだという認識の方が多いと感じています。たしかに、大型テントに薪ストーブを入れて過ごす方が快適である事は間違いないと思います。テントの中にいれば寒さを感じる事なく過ごす事が出来ると思います。

一方ハンモックはどうでしょうか。基本自然に対してむき出しです。タープをフルクローズする事は出来ますが、内部は広くないので就寝以外は自然の中で過ごす事になります。雨風の影響をダイレクトに受け、寒さもダイレクトに受けます。熱源である焚火だけが頼りな状態で過ごす事になります。

言ってしまえば野宿です。

でも野宿したくないですか?

寒さに耐えながら自然と接していると、僅かな明かりや焚火、あたたかい食事に感動します。

何よりも、僕個人的には張り詰めて自らが研ぎ澄まされていくような感覚を得られる事がとても魅力的だと思っています。普段考えないような事を考えたり、仕事のアイデアも多く出てきたりします。

大きな車にたくさんの荷物を詰めて、リビングをそのまま移動させたようなスタイルもいいでしょうが、バックパックだけ背負って真冬の自然に飛び込むのもまた素晴らしい体験だと思います。もちろん就寝時はこれからご紹介する装備であれば快適に過ごす事が出来ますし、就寝前も衣服の防寒対策をしておけばそれほど寒さを感じる事はないと思います。

冬のハンモック泊は、暖かさや快適さの追求ではなく、張り詰めた冬の自然の中に身を置く体験から得られる感動こそが最大の魅力だと思っています。

それでは実際にどんな装備で冬の自然に臨めばいいのかご紹介したいと思います。

冬のハンモック泊装備

今回紹介するのは冬を一夜を乗り切る装備の紹介なので、基本装備である「ハンモック本体」「サスペンションシステム」「タープ」などの紹介はこちらからご覧ください。

冬のハンモック泊に必要な装備はシンプルで、ハンモックの下に取り付ける「アンダーキルト」と、自身がくるまる「オーバーキルト」だけです。そして冬のハンモック泊があたたかい理由として「キルト」構造に秘密があります。

【quilt / キルト】【Blanket / ブランケット】

キルトの発想

「アンダーキルト」、「オーバーキルト」は、冬のハンモック泊において必須ギアでこれらが無いと成立しません。

寝袋に入った所を想像してください。ぬくぬくして暖かいですね。ではその時に中のダウンはどうなっているでしょう。

上部のダウンはしっかりと膨らんで100%の防寒力を発揮しています。しかし背中側のダウンはどうでしょう。自身の体重で完全に潰される事になり、本来持つ性能の半分以下になってしまいます。そして寒さを感じる要因はそこにあります。

「じゃああまり意味のない背中のダウンは無くしてしまおう」

という発想でなくしてしまったのが「キルト」で、要するに掛布団です。

そしてこの発想がハンモックと非常に相性が良かったのです。

その理由として、掛布団をハンモックの下に取り付けた「アンダーキルト」は、自身の体重はハンモックが全て支えているので、ダウンは一切潰れずに100%の性能を発揮してくれます。その効果は体験してみると一目瞭然で、電気ヒーターかと思うほどの暖かさが背中を包んでくれます。

次に「オーバーキルト」ですが、画像を見ると一見寝袋の形状に見えます。しかし自重で潰れにくい足元と首周りは包まれていますが、自重で潰れやすいお尻から背中にかけては開いています。そしてダウンが無い背中部分は、アンダーキルトが完璧にカバーしているので全く問題ありません。更にキルト形状による恩恵がもう一つあって、寝袋のように潜り込む必要が無い事です。

ゆらゆらしているハンモックの中で寝袋に潜り込む所を想像してください。もぞもぞとお尻と背中を少しずつ持ち上げながら中に入っていくのは結構大変です。これが「オーバーキルト」だと簡単で、ハンモックに座って、開いた背中部分から足を入れて、頭を入れてそのまま横になれば完了です。

このようにハンモックの防寒システムは、全く無駄な要素が無く効率的に考えられているので、暖かく、ストレス無く眠る事が出来るのです。

「アンダーキルト」は必須ですが、「オーバーキルト」に関しては、潜り込むのに苦労するかもしれませんが既にお持ちの寝袋があればそちらを使用すればいいと思います。

万能ブランケット

あと、「THERMO – Blanket 」ですが、これはマルチな使い方が出来るので1年通して活躍する事になります。メインの機能としては「アンダーブランケット」での使用です。つまり「アンダーキルト」はダウンで暖めてくれますが、「アンダーブランケット」は断熱シートとフリースで暖めてくれます。

ダウンに比べると防寒能力は低いですが、5~10月あたりまでは大活躍で、夏でも標高が高い場所では使用する機会があります。

それ以外の使い方としては表の生地がタープと同じなのでポンチョとして使用したり暖を取るブランケットとして使えます。

あとは冬場の防寒システムのサブとして活躍してくれます。それこそ氷点下を大きく下回る時などに、上に掛けておくだけでプラスアルファの防寒力を確保出来ます。

以上がギアの説明です。あとは下記に記してある耐寒使用温度を参考に、自身が使用する環境に合った組み合わせで冬のハンモック泊に臨んでください!(もしご質問があればこちらからどうぞ!)

GLOW – Under quilt

【詳しくはこちら】

【GLOW – Under quilt -2C】・快適使用温度:-2℃・限界使用温度:-9℃

サイズ:2000×1400/1000㎜   

重量:550g ダウン量:300g

快適温度:-2℃  税込価格33880円   

【GLOW – Under quilt -12C】・快適使用温度:-12℃・限界使用温度:-19℃

サイズ:2000×1400/1000㎜   

重量:800g ダウン量:550g

快適温度:-12℃  税込価格43780円      

素材:Polyester / Goose down

付属品:エクスパンションコード(2点)

THERMO – Blanket

・快適使用温度:15℃・限界使用温度:10℃(冬場はサブでの使用をお勧めします)

【詳しくはこちら】

サイズ:2000×1400㎜   

重量:750g

耐水圧:3000㎜

素材:表RIPSTOP Polyester

   裏フリース断熱シート

付属品:エクスパンションコード(2点)

税込価格8690円   

GLOW – Camp quilt

快適温度:5℃(実測によるアンダーキルト併用時の快適温度-5℃(それ以下の温度の場合はサーモブランケットとの併用が必要))

【詳しくはこちら】

サイズ:1800×1200㎜   

重量:620g ダウン量:300g

税込価格42900円  

素材:Polyester / Goose down

付属品:エクスパンションコード(2点)

(BUSHMENオーバーキルトの有効性についてのブログリンクはこちら )

最後に

冬のハンモック泊は可能であり、素晴らしい体験をもたらしてくれる事をお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか。

テント泊用のアウトドアギアは数多くあり、様々なギアを試してきた方は多くいらっしゃると思います。しかし就寝スタイルを丸ごと変えてしまう事は中々ない事だと思います。

とても思い切った変化になると思いますが、今までとは全く違った新しい世界を体験出来ると思います。そしてその変化が素晴らしいものである事を願っています。

BUSHMEN Travel Gear日本代理店

株式会社プラグフラックス

小森弦