
皆さまこんにちは。プラグフラックスの小森です。
すっかり寒くなり、朝晩の冷え込みがきつくなってきましたが、体調など崩されていませんでしょうか?
さて、この度プラグフラックスは、新たに韓国のULブランドである「LUNA PROJECT」をローンチしました。
LUNA PROJECTは快適な山行をサポートする製品を多く展開していますが、今回は近年米国のPCTやCDTハイカー達の間でも使用されて話題となっている「Back Air Mesh Pad」を紹介いたします。
「Back Air Mesh Pad」について
「Back Air Mesh Pad」は背面メッシュが無いバックパックに装着し、バックパックと背中の間の通気性を高めて発汗を抑えたり、クッション性で背負い心地を高めたりしてくれるアイテムです。
1年の中でも、特に夏シーズンは背中の蒸れ(大量の汗)が気になることが多いですが、冬シーズンも密着していると蒸れるので、季節を問わず1年中快適にしてくれます。
サイズ展開は「XS、S、M」の3サイズで、付属している4本のショックコードで様々な種類のメーカーやバックパックに取り付けることができます。
素材に使用している「モノフィラメントポリエステル」は、1本の太い繊維(単繊維)で構成されたポリエステル糸です。軽量でありながらハリやコシが強く、通気性があります。また、適度なクッション性を持ちながらも形状が崩れないため、まさしく背面メッシュに最適です。
そんな魅力的な「Back Air Mesh Pad」を、皆さんがお持ちのバックパックへどのように合わせるのか、取り付けるのかを解説していきます。

適正なサイズの選び方 + 取り付け方法
■適正なサイズの選び方
お持ちのバックパックに対するサイズの選び方ですが、シンプルに、”バックパックの背面長に収まるサイズを選ぶ”だけです。
「Back Air Mesh Pad」は、下記のように3種類のサイズを用意しています。「横幅」と「厚さ」は同じ、「高さ」に違いがあるだけなので、「高さ」がお持ちのバックパックの背面長、ショルダーハーネスの上下取り付け位置以内に収まるサイズを選ぶだけでOKです。ただし、横幅が全サイズ 25㎝で統一されているので、横幅が短いバックパックははみ出てしまう点にご注意ください。
| サイズ | 寸法 | 重量 |
| XS | 高さ 35cm × 横幅 25cm × 厚さ 0.9㎝ | 70g |
| S | 高さ 40cm × 横幅 25cm × 厚さ 0.9㎝ | 75g |
| M | 高さ 45cm × 横幅 25cm × 厚さ 0.9㎝ | 78g |
UL的アプローチの余談ですが、背面長に収まる範囲であえて小さいサイズを選ぶ発想もあると考えています。例えば、下記はバックパック「Hyperlite Mountain Gear 3400 Southwest」に対し、MサイズとXSサイズを取り付け比較した画像です。通常の発想だと、背面クッションはバックパック背面部分全体にかかるMサイズを選ぶと思います。しかし、数グラムでも軽くしたい、腰部分の蒸れは気にしないという方針から、あえてXSサイズを選ぶというスタイルも考えられます。

■取り付け方法
取り付けの際は、付属のショックコード4本を使ってバックパックに固定します。
固定方法についてメーカー指定はありませんが、主に以下のような箇所への取り付けを想定しています。
| 取付位置 | 説明 | 注意点 |
|---|---|---|
| ①ショルダーハーネスの上下付け根位置 | どのバックパックでも、確実に取り付けられる | 下部の取り付けはズレやすく、バックパックとの一体感が損なわれる |
| ②ヒップベルト付け根部分 | 大き目のヒップベルトだとしっかり取り付けられる | ショックコードを締めすぎるとヒップベルトの形状が崩れる |
| ③バックパックのループ | 背面部分の小さなループ。最も安定して固定出来る |

このような手段や取付位置で固定すれば、問題なく取り付けられると思います。付属品以外のコードを使用したり、バックパックの固定ループに取り付けたりするアプローチも考えられるので、皆さんも最適な取り付け方法を探してみてください!
最後に
ULバックパックは軽量化を追求しているため、フレームや背面クッションを持たない仕様が多いです。ザック自体がシンプルな作りで軽量になりますが、バッグパックと背中が密着して非常に蒸れやすく、背負い心地が悪くなってしまいます。
実際、ユーザー様からLITEWAYバックについて背面メッシュの有無を聞かれる事が多く、今回LUNA PROJECT「Back Air Mesh Pad」の取扱いによって解決策を提供できた事を嬉しく思っています。
軽さを主眼においたULバックパックに重量物を増やすのはどうなのか?という考えもあるかもしれませんが、「Back Air Mesh Pad」がもたらす効果は、+70g以上の快適性と疲労軽減をもたらすと考えています。
今回のブログで少しでも興味を持っていただけた方は、是非とも導入をご検討ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
Back Air Mesh Padオンラインストア↓
取扱い店舗様一覧↓

