皆さま、こんにちは。株式会社プラグフラックスの小森です。
9月に入っても暑い日が続いていますが、これから秋の登山シーズンが始まりますね。秋になると寒さ対策の持ち物が増え、どうしても重量が重くなってしまいます。
そうなると容量の大きなバックパックの出番です。LITEWAYの定番商品である「BIGGIE PACK 45L」と「ELEMENTUM PACK 50L」はULバックパックでありながら、サポート性や腰荷重に優れたヒップベルトやロードリフターを備えているので、重量が増えても快適な山行が可能です。
そこで今回は、これからの季節に最適な両者を、身体の背面長に合わせてどのサイズを選ぶべきかを解説したいと思います!
取扱店舗で購入される時は、お店のスタッフさんにも相談しながら選んでいってくださいね。
サイズ一覧
まず、サイズの違いによって変わる点は「背面長」です。端的に言うと、身体の「背面長」に相当する箇所を計測し、それに合った「サイズ」を選ぶ流れになります。
まずは「BIGGIE PACK 45L」、「ELEMENTUM PACK 50L」のサイズや主要スペックをまとめてみました。
BIGGIE PACK 45L | ELEMENTUM PACK 50L | |
サイズ(背面長) | ・XS-40cm / 身長~160㎝ (XSはショルダーハーネスの長さが8㎝短くなっています) ・S/M-47cm / 身長160~175㎝ ・M/L-53cm / 身長175~ | ・XS-40cm / 身長~160㎝ (XSはショルダーハーネスの長さが8㎝短くなっています) ・S-45cm / 身長160~175㎝ ・M-50cm / 身長175~185㎝ ・L-55cm / 身長185㎝~ |
容量 | ・メイン:33L ・フロントポケット:5L ・サイドポケット:2L×2 ・ハーネス部分のストレッチポケット:0.5L×2 ・ジッパー付きヒップベルトポケット:1L×2 | ・メイン:37L ・フロントポケット:6L ・サイドポケット:2L×2 ・ハーネス部分のストレッチポケット:0.5L×2 ・ジッパー付きヒップベルトポケット:1L×2 |
メイン部の体積 | 高さ77×横幅25×奥行17㎝ | 高さ83×横幅27×奥行16㎝ |
このようなサイズ展開になっています。
先ほど「サイズの違い = 背面長の違い」と説明しましたが、XSサイズに関しては、背面長以外にショルダーハーネスの長さが他のサイズに比べて8㎝短くなっています。XSサイズを選ばれる方は傾向として身体の厚みが薄く、通常の長さだとストラップを絞り切ってしまう場合があるため、8㎝短くする事で絞り幅を増やし、細身の方でもフィットしやすく配慮しています。
では、背面長は「どこを、どのように計測する」か、そして「どのサイズを選べばいいか」について解説します。
サイズの選び方
【背面長の測定】
適正なサイズを選ぶために、まずはご自身の「背面長」を測定してみましょう。
測定する際、用意するものが2つあります。
(1)メジャー(巻き尺)
(2)胴回り以上の長さがある紐
これらが用意できたら、下記の手順に従って測定します。
手順①紐を、左右の腰骨上端の出っ張っているところに乗せるようにして、胴に巻き強めに結んで固定します。
手順②首を前に倒し、一番出っ張った所(第七頚椎骨)を指で押さえます。
手順③首を元に戻し真っすぐに立って、背骨と紐が交差している場所から、指で押さえている第七頚椎骨までの長さを測ります。
お疲れ様でした。最後に測ったこの長さが「ご自身の背面長」です。
人に測ってもらうと簡単ですが、ご自身で測る場合はメジャーのフックを紐にひっかけると測りやすいです。その際、フックにテンションをかけて測ってしまうと紐が伸びて正確に測れないので、極力テンションをかけないように測ってください。
【背負う際のポイント】
実際に背負う際は、ヒップベルトの中央あたりに腰骨の出っ張っている部分がくるようにします。そうすると自然とショルダーハーネスの付け根部分が4~5㎝下がり、ショルダーハーネスが肩を包むようになります。この状態が一番楽に背負えます。
サイズが大きいと、ショルダーハーネスと肩に隙間が出来てしまい、バックパックが安定しないばかりか、肩の負担が大きくなってしまいます。
逆にサイズが小さいと、ショルダーハーネスは肩を包んでくれますが、必然的にヒップベルトが腰骨より上に上がって腰荷重にならず、肩で全重量を背負う事になってしまいます。
【どちらのサイズか迷った時】
ご自身の背面長が、バックパックサイズのちょうど間くらいだったとき、どちらのサイズを選べばいいか迷うかもしれません。
例えば「ELEMENTUM PACK 50L」で説明すると、以下のようなケースです。
・ご自身の背面長 48㎝
・Sサイズ 45㎝
・Mサイズ 50㎝
この場合、Mサイズに近いのでMサイズを選びそうになりますが、Sサイズを選んだ方がフィット感が増す傾向があります。
理由は、ヒップベルトの位置をどちらも同じように合わせた時、以下の違いが生まれるため、Sサイズが適切と考えています。
Mサイズ・・・ショルダーハーネスの付け根が3㎝下がるだけなので隙間ができやすくなり、肩への負担が増える可能性がある
Sサイズ・・・ショルダーハーネスの付け根が8㎝下がって隙間が生まれにくいことから、肩への負担が減らせる
というわけで今回は、身体の背面長に合わせてどのサイズを選ぶべきか、バックパックフィッティングについて解説しました。
選ぶ際に気になる点や質問がございましたら、InstagramのDMやコメント、メールを頂ければ個別相談に乗りますので、気軽にお問い合わせください。
今回のブログが少しでも参考になれば嬉しいです!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!
BIGGIE PACK 45L(生地別)↓
ELEMENTUM PACK 50L(生地別)↓