
皆さま、こんにちは。プラグフラックスの宮﨑です。
すっかり新緑の季節になり、過ごしやすい日々が続いていますね~
そんなことを言っている間にどんどん気温が上がり、気付いたら夏を迎えます。
本格的な夏に向けて、”新しい山行スタイル”にチャレンジしてみました。
暑い夏の悩み・ストレス
私はかなりの汗っかきで、”蒸れ”に悩まされてきました。
汗や蒸れを逃がすことに特化した高機能化繊には目がなく、OMM Core Vest やCore Hoodie、STATIC Adrift Crewを取り入れた適切なレイヤリングを心がけています。
しかし、どれだけ着る物を工夫しても背中にザックが密着する部分はどうしても蒸れてしまうため、その部分だけ不快に感じる場面が多々ありました。
そんな悩みを抱える私が出会ったのが、LITEWAYの「HIP PACK」。

雪山では、かいた汗が凍って可視化されます(笑)
LITEWAY「HIP PACK」とは
LITEWAYの「HIP PACK」は、いわゆる「ウエストバッグ / ウエストポーチ / ヒップバッグ」の類で、”腰だけで背負う”もの。
LITEWAYには「POKKIE PACK ULTRA」や「FANNY PACK ULTRA」といった”腰だけで背負う”ものがありますが、これらは容量や機能的にも「メインのザックにプラスして使う(補う)」ことが前提でした。
しかし、このHIP PACKは単品で日帰りハイキングやバイクパッキングへ行くことを前提とした商品になっています。
素早い荷物の出し入れや容量調節が可能な「ロールトップ方式」の容量10L。
両側のサイドポケットに、500mlのペットボトルが計2本 収納。
身体と接する面は、通気性が高い3Dエアメッシュのパッド。
それでもって、本体重量は244g。
まさしく、私のような蒸れに悩むULハイカーに最適なギア!
GWに日帰り山行でHIP PACKを使ったので、パッキングの様子や使用感などをまとめます。

”腰だけで背負う”スタイルかつ、これだけで遊びに行ける容量・機能性
HIP PACK ~ 山行パッキング編 ~
日帰りのサクッと登山に臨むためのギアが、こちら。
容量が10Lあるので、クッカーからガスバーナー、食料もしっかり入ります。
もちろん、ファーストエイドポーチも!

私の趣味全開なチョイスですが、ご了承ください・・・(笑)
■主なギアたち
①メインザック:LITEWAY HIP PACK
②クッカーセット:TMR industries W.R.Cooker,イワタニ・プリムス フェムトストーブ P-115(P-116の前モデル) など
③水分:計1L(500ml×2本) ※実際は、出発直前にコンビニで調達したい・ろ・は・すを2本
④トレッキングポール:Gossamer Gear LT5 Three Piece Carbon Trekking Poles
⑤雨具:LITEWAY RAIN SKIRT (Olive・Lサイズ)
⑥メインライト:RovyVon Aurora A5 (第3世代) 650ルーメン ※日帰りサクッとですが、念の為に持ち出し
⑦モバイルバッテリー:10,000mAh
⑧お守りアイテム(1)熊鈴:Ridge Mountain Gear min.bell
⑨お守りアイテム(2)マダニ取り兼ホイッスル:LITEWAY TRINKET WHISTLE
⑩お守りアイテム(3)水ぶくれ防止:Blister Wool Blister Prevention Pack (4g程度)
⑪エマージェンシーポーチ:Exped Fold Drybag First Aid S etc.
■食料
⑫Mountain Gourmet Lab. 香ばし海老のレモン麻婆飯 ※忖度なしに本気で美味い
⑬行動食 etc.
これらをHIP PACKにパッキング。
ロールトップ方式は入れやすく、程よくマチがあるので整理しながら素早くパッキングできました。

ひと通りのモノを詰めても、まだ容量に余裕があります。
先日、町田で行われたOff the Grid(通称 オフグリ)で「これでハンモック泊に行きます!」と意気込む素敵なユーザーさんがいらっしゃいました。
もしかして、テント泊も行ける・・・?
HIP PACKでテント泊に挑戦された方がいらっしゃいましたら、ぜひインタビューさせてください!(笑)

ロールトップを閉め、両サイドにペットボトル2本、下のボトム部分にトレッキングポールを固定してパッキング完了。
さすが容量10L。めちゃくちゃスッキリしていますね!

HIP PACKの横幅は約25cmあるので、ボトム部分にトレッキングポールがしっかり固定されています。
出発前からHIP PACKのポテンシャルを感じ、ワクワクしながらパッキングできました。

HIP PACK ~ 山行レビュー編 ~
今回は、北近畿 京都府福知山市にある「三岳山」へ。
近くに酒呑童子伝説や雲海で有名な「大江山」がありますが、三岳山は福知山で一番標高が高い山です。
朝からとても良い天気で、新緑が映える風景に心が躍ります!



三岳山は、入山から山頂までの1時間がひたすら登り。
平坦な道が少なく、なかなかストイックな登山道でした。
しかし、今回のメインザックはHIP PACK。
そんなストイックな登山でも、私の背中は自由なので蒸れません!
行動中の水分補給も、サイドポケットに入れたペットボトルをサッと取り出せます。
私はHIP PACKが背中側にある状態でもペットボトルに手が届きますが、取り出しにくい場合はHIP PACKをお腹の前側に回せば解決します。
肩で背負うザックとは違い、HIP PACKは腰回りで完結するので、背中側と前側で気軽に回せるのが良いですね。
もっと早くにこの山行スタイルに出会いたかったと思うくらい、想像以上の快適さ!




HIP PACKを使用している時に、気になった点もしっかり述べます。
①腰への固定位置やベルトの締付け調整に、少し慣れが必要
▶腰だけで持ち物を支える方式なので、ザックのヒップベルトとは少し感覚が異なり、骨盤の位置や締付け加減が違いました。
でも、1日で締め付け調整の仕方に慣れたので、このちょっとした違和感は最初だけのものと思います。
②持ち物の荷重が全て”腰”に掛かるので、腰痛持ちの方には少し負担?
▶アルコールストーブや固形燃料にするともっと軽量化できるので、パックウェイト次第では気にならないかもしれません

身体と接する面は、通気性が高い3Dエアメッシュのパッドが全面にあるので、荷重が分散されます
③HIP PACKをお腹の前側に回せるが、メインはロールトップ方式なので行動中はアクセスしづらい
▶前側に回せるが故のわがままですが、こればかりは仕方がありません。
さっと取り出したい行動食やリップクリームは、フロントポケットに収納しておくのがベターですね。

まとめ
・汗っかきで、背中の”蒸れ”に悩む筆者が取り入れた山行スタイル
▶”腰だけで背負う”LITEWAYの「HIP PACK」
・LITEWAYの「HIP PACK」は、「ウエストバッグ / ウエストポーチ / ヒップバッグ」の類
▶単品で日帰りハイキングやバイクパッキングへ行くことを前提とした商品
・ロールトップ方式,容量10L,サイドに500mlのペットボトル 計2本,通気性が高いメッシュパッド,本体重量 244g
▶クッカーからガスバーナー、食料、ファーストエイドポーチを入れても、まだ容量に余裕あり
・背中が自由になることで、蒸れから解放される
・行動中の水分補給はサイドのペットボトルにすぐアクセス
▶もっと早くにこの山行スタイルに出会いたかったと思う、想像以上の快適さ
今回は日帰り山行で使ってみましたが、ハンモック泊やテント泊にも行けそうな容量感でした。
山以外にもバイクパッキングや街歩きにも最適なウェストバッグですね。
LITEWAYの「HIP PACK」は、色んな挑戦者に寄り添うギア。
私は、新しい山行スタイルの定番としてフル活用していきます。
ぜひ、皆さんにもこの素晴らしさを体感してほしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
